這い這い

御所人形の中で幼児がせいいっぱい手に力をいれて這う姿をした愛らしい人形があります。これらは「這い這い」とか「這い子」と呼ばれていて、子どもが授かるようにという願いが込められています。奥方たちのお居間に平素から飾られていたようで、また長旅の折にはこれを携える事により、災いを祓うという意味もあったようです。